Review

AV/家電製品への不平不満愚痴

〜 リモコン道 〜

2004/12/20

  • 一つ、リモコンは、片手で操作できねばならない
  • 一つ、リモコンは、見ずに操作できねばならない
  • 一つ、リモコンは、容易に分解できねばならない
  • AVマニアにとっての学習リモコンは、今時の携帯電話に匹敵する必須アイテムである。 ここでは、私がこれまでに使ってきた学習リモコンについて、使い勝手などを紹介してみる。 期が熟したら、扱いやすいリモコンの形状、ボタン配置に関する定説(笑)に関してもまとめてみたい。

    SONY RM-VL700U

    • VL700up.jpg 18KB
    • 現時点のベストバイである。RM-VL501 という新機種が出たが、やはりこちらの方が手になじむ。5つの機器切り替えボタンで、同時にAVアンプのセレクタも切り替えられる のが何より便利だ。決定ボタンの位置と、テレビ電源ボタン、ボタンが無いのが残念だ。 機器5つではもちろん足りないので、色違いも発売して欲しかった。

      この冬になって、いくつか接触の悪いボタンが出てきた。これはリモコンの宿命である。ゆえに、分解できねばならないVL700Uは、非常に開けづらい。ドライバでこじ開けたら、ツメが全部折れてしまった(涙)。きっちり閉まってほっとしたが…。
      案の定、接触の悪いボタンの基板は、油が染み出たように汚れていた。 綿棒にシンナー系のうすめ液をつけて、かるく拭き取ったところ、完治した。

      2005/12/20 追記
      この冬、またまた接触が悪くなったが、今度はシンナーで拭いても治らない。機器切り替えボタンなど、全力で押し込まないと効かなくなってしまった。これはもう買い換えるしかない…とヨドバシへ行ったら、なんと半年前から入荷してないそうな…。あとは秋葉で探し回るか、ヤフオクか…。
      その時、ある手を思いついた。複写用のカーボン紙だ。この上でボタンを擦ってみる。おおっ、まさに新品同様!蘇った!

    SONY RM-VL900

    • VL900up.jpg 19KB
    • 海外でVL900が発売されていると知ったとき、なぜ日本で売らないのか!と、ソニーに怒りすら覚えたものだ。 決定ボタンも真ん中にあり、設定機器も8個と多い。 直輸入するしか無いかと思っていたところ、なんと新品をヤフオクで見つけた。(2003年2月)

      届いたブツを見てのけぞった。でかい!重い!単3電池×4本(!)を含めた重さは248g。VL700の146gより100gも重い。 腕がへし折れるかと思った。これはマッチョな外人専用である。日本で発売されない理由が飲み込めた。

    SONY RM-P60U

    • P60Uup.jpg 18KB
    • VL700Uを購入するまで愛用した、"セミ"学習リモコンだ。 テレビ+ビデオ2台はメーカープリセットのみで、上部の青と緑のボタンが学習可能だ。 音量ボタンがソニー製のAVアンプに設定されていたので、E1000ESDユーザの私にとっては好都合だった。 サイドの機器選択用のスライドスイッチも意外と使いやすい。
      BSボタンの挙動はメーカー依存だが、ビクター製ビデオでは地上波とBSがトグルで切り替わり、とても便利だ。 2つの入力チャンネル(広い意味で)をトグルで切り替えるボタンは、あらゆるAV機器に標準で装備して欲しい。

    その他

    • RC_miscup.jpg 60KB
    • クロッサム(左)

      クロッサム君には本当にお世話になった。冬場になるとボタンが接触不良になり、掃除しても直らないので、都合3代買い換えた。 アイデア満載のHAL研の学習リモコンが、これ1機種で終わってしまったのは惜しまれる。

      マランツ RC-1200(中)

      ほとんど使わなかった。十字キーとPlay系ボタンの兼用は、使い勝手が悪いことがよく解った。

      TA-E1000ESDの付属リモコン(右)

      こんなリモコンだが、私は区画の空き地を親指でまさぐって、めくら打ちができる境地に至った。 このままセパレート型のAVアンプが出ないと、生涯つき合っていくしかない…。

    RIMOKOSO1

    • rimokoso1up.jpg 55KB
    • 秋葉原のDOSパラで980円(税込み)で野積みなっていた学習リモコン。可哀想になって思わず買ってしまったが・・・

      臭い(笑)

      ちょっと形容し難い強烈な匂いを発するので、購入前に匂いを確認することをお薦めする。
      ボタンの押し味は、予想通り「ぺっこ、ぽっこ」といった安っぽい感じだ。 さらに、怪しげな日本語や英文の説明を熟読しても、どうしても学習できない。「故障品か?」と疑ったくらいだ。 2台のリモコンを、くっつけなくてはいけないのだった。さすがに980円である。でも、なぜか憎めない。

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